2014/09/02

華氏451度

 レイ・ブラッドベリ。911じゃない451。元ネタとして名前は知ってた程度の知識しかなかったものの、読んでみると何だかんだでかなり頭に響いた作品「世の中を記憶して生きろ」。
 テレビがちょうど登場した頃、活字が失われていく世の中に対するアンチテーゼ、的な話らしいが、身の回りにテレビが普及しきったような今の世の中でも相も変わらず活字離れがーという話は聞かれるので時代錯誤感なしに読めた。内容には触れないようにしたいんですが、先にあげた「記憶する」という言葉が後半印象的に使われたのだけれども、ちょうど読んでた頃の自分のメンタルに刺さるワードでした。
 生きていればそれはそれは色んなものを見て聞いていくことになりますが、その中で何か自分に残しているか、得ているか、自分のものにしているか・・・
実りある人生を生きる為の、記憶する、頭に入れる、自分に取り込むという行為。意識していないとついつい忘れてしまいそうだけれどもしっかり心にとめて生きて行きたいなぁ。(意識せずとも頭に残るもの、残ったモノの集合体が自分、なのかもしれないけれども)

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